ヌサドゥアは、高級リゾートが集まるエリアとして知られる。
ホテルの中だけで完結してしまうのが魅力でもあるのだが、3泊もすると「ちょっと外に出てみるか」という気分になる。私たちが泊まっていたのはザ・リッツカールトン・バリで、朝も昼も夜もホテルで食べていたので、なおさらだった。
そこで向かったのが、オープンエアのショッピングモール「BALI COLLECTION(通称バリコレ)」と、その近くのスパ。半日あれば、食事も買い物もマッサージも全部できる。その記録を、実用情報を添えて残しておく。

まず結論|ヌサドゥアの半日モデルコース
| 時間の目安 | やること | 費用の目安 |
|---|---|---|
| 0:00 | ホテル出発(Grabで約10分、または無料シャトル) | 〜500円 |
| 0:15 | BALI COLLECTION 着。遅めの昼食 | 1人1,500円前後 |
| 1:30 | 両替、お土産物屋をひやかす | — |
| 2:30 | カフェで休憩 | 600円前後 |
| 3:00 | スパへ移動(車で約5分) | — |
| 3:15 | 2時間半のマッサージ | 8,900円 |
| 6:00 | ホテルへ(スパの送迎あり) | 無料 |
合計で6時間弱、1人あたり1万2,000円ほど。 マッサージを短いコースにすれば、もっと圧縮できる。
【BALI COLLECTION】8ヘクタールのオープンエアモール
バリコレは、ヌサドゥアのリゾートエリアの中心にあるショッピングモールだ。
いわゆる箱型の商業施設ではない。8ヘクタールの敷地に、平屋の店舗がゆったり配置されているオープンエア型で、通路が屋外になっている。緑が多く、歩いていて気持ちがいい。


公式によると店舗数は100以上。食事、買い物、マッサージがひととおり揃う。旅行者向けのアクティビティスポット、という位置づけだ。


子ども向けの遊具もあった。家族連れが時間をつぶすのにも向いている。

行き方|実は無料シャトルバスがある
私たちはGrabで行った。ホテルから約10分、料金は数百円。
ただ、あとで調べて知ったのだが、ヌサドゥアとタンジュン・ブノア地区の主要ホテルを回る無料シャトルバスが出ている。 公式サイトの施設案内に時刻表がある。知っていればそちらを使った。
営業時間は毎日10:00〜23:00(公式サイト)。ただし店舗ごとに営業時間が異なるので、目当ての店がある場合は個別に確認したほうがいい。
ちなみに敷地内ではケチャダンスなどの文化イベントも行われている。時間を合わせて行くなら、公式サイトのイベント情報を先に見ておくと効率がいい。
【食事】ACALA|ビールが進むインドネシア料理
空腹だったので、目についたレストラン「ACALA」に入った。



まずはビール。地ビール「ビンタン」の「クリスタル」を、喉を鳴らして飲む。
ビールは総じてホテルの半額ほど、500円程度。 それでも街中のローカルな店よりは高いらしい。ホテルのプールサイドで飲むビールの値段を思うと、ずいぶん良心的に感じる。

食事にはナシゴレンと、ローカル惣菜がたっぷり乗ったスチームライス・プレートを。


おいしくてうまい。
インドネシア料理は、突出したクオリティの店を見つけるのが難しい。でもその代わり、どこで食べても大抵おいしいことになっている。 これはこれで、旅行者にとってありがたい性質だと思う。
スチームライス・プレートの食べ方
このスチームライス・プレートが、ちょっとしたコツを要する。
牛煮込みの「ルンダン」、スパイスの効いた揚げたまご、チキンカレー、インゲンやにんじんの和え物。それぞれが小鉢に分かれて出てくる。
正解は、全部ジャスミンライスに混ぜ合わせて食べること。 単品で食べるより、断然うまい。ビールが進みますよ。

【買い物】両替と、お土産物屋
お腹が満たされたら、両替店でルピアをゲットして、お土産物屋をひやかす。


並んでいるのは、特産品のコーヒー、仏像を中心とする木の工芸品、貝殻を使ったアクセサリーなど。海のリゾート地らしいアイテムが多い。
そういえばバリは、サーファーの聖地でもあるんですね。知らなかった。
【休憩】CHAGEE|「お茶のスタバ」で小休止
歩き疲れたら「CHAGEE(チャギー)」へ。


中国で創業したプレミアム・ティーブランドで、「お茶のスタバ」とも呼ばれているらしい。ほうじ茶ラテ的なものを頼んで、小休止。うまいじゃないか。


ここで気づいたことがひとつ。
インドネシアには中国資本がどっさり入ってきている。 バリコレの中でも、CHAGEEはスターバックスよりいい場所に出店している。影響力の大きさを感じずにはいられない。そういえば、走っている車もBYDが多かった。
旅先のショッピングモールの区画を見ていると、経済の地図が少し見えてくる。おもしろいものだ。
【スパ】1日の締めくくりは、2時間半のマッサージ
1日の締めくくりは、スパでしょう。そうでしょう。
バリコレからGrabで5分ほどのマッサージ店へ向かった。ホテルまでの送迎をしてくれる店で、これが思いのほかありがたい。 この手の店はヌサドゥア周辺に点在していて、送迎付きのところも珍しくない。
選んだのは2時間半のアンチエイジングコースで、日本円にして8,900円。日本の感覚だと破格だ。
寝られると思ったら、寝られなかった
全身をゴリゴリと揉み上げてもらう。
そんなに長かったら寝てしまうよ、と思っていた。が、甘かった。痛、気持ち、痛くて、寝ることは叶わず。痛みに耐えながら半生を振り返る貴重な時間となった。
仕上げにスクラブで全身の垢をこすり出して、終了。
全裸でナチョス
そして最後に、泡風呂に入れと指示される。
言われたとおり湯船に浸かり、ふと浴槽の脇を見ると——ワイングラスと、ナチョス。
なるほど。全裸で泡だらけになり、ナチョスをかじってワイングラスを傾けるのだな。
どういうことなんだ。
バリ、神秘の国である。
ヌサドゥア周辺の基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| BALI COLLECTION | ヌサドゥアのリゾートエリア中心部。約8ヘクタール、100店舗以上 |
| 営業時間 | 毎日10:00〜23:00(店舗により異なる) |
| 住所 | Kawasan Pariwisata Nusa Dua, Nusa Dua 80363, Bali |
| 電話 | (0361) 771 662 |
| アクセス | ヌサドゥア・タンジュンブノア地区のホテルから無料シャトルバスあり。Grabなら10分・数百円 |
| 敷地内のイベント | ケチャダンスなどの文化イベントを開催 |
| 施設 | 駐車場、祈祷室、授乳室、トイレ、ビーチへの出入口 |
| 食事の目安 | ビール500円前後、1人1,500円前後で食事 |
| スパの目安 | 2時間半のコースで8,900円。ホテル送迎ありの店が多い |
まとめ|ホテルにこもるなら、半日だけ出てみる
ヌサドゥアの高級リゾートは、中だけで完結できるようにできている。実際、3泊のうち2日は一歩も外に出なかった。
それでも半日だけ外に出てみると、滞在の印象が変わる。 ホテルの外に実際の街があり、そこにはホテルの半額のビールがある。それを見ておくと、「バリに行った」という感触が少し濃くなる。
無料シャトルもあることだし、気負わず行ってみるのがいいと思う。

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