MANDAPA BALI(SAMPLE)

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トヨタのSUVで向かうマンダパへの道。バリ島のウブドという地域の中心地。山の奥へと車を走らせる。眠気と闘いながらドライバーとたわいのない会話を交わす。ホテル関係者はみんな英語が喋られるんだなあ。すごいぜ。と思いながら窓の外を眺めていると。犬が多い。野良なのか飼い犬なのかいまいち判然としない犬が300メートルごとくらいに現れる。猫はいない。なんでだろう。目的地へと向かうにつれて、ローカル感が増していく。東南アジアあるあるの、店先でヒマそうにしている男も多数。ガソリンをペットボトルでバイクに補給しているのには驚いたな。

ドライバーさん、結構な頻度でクラクションを鳴らす。バイクが邪魔だからと鳴らしている揉んだとばかり思っていたけれど、そればかりではないらしい。老樹への挨拶のケースもあるそうだ。そうした木には布が巻いてある。ギンガムチェックのパターンを大きくしたような模様で、黒(青か?)と白が基本だ。長年生き続けた木は人間界と神の世界の両側に存在するようになるらしい。木によってはお供物が置かれている場合も。バリ島には独自の文化が息づいている。宗教観も違うのだ。日本における沖縄みたいな立ち位置なのかな。

片側一車線の道をグラグラ走ること1時間。ようやく「マンダパ」へと到着する。ロビーに入って驚く。目の前に広がるのは見渡す限り、緑豊かな谷。ジュラ期から生えています。みたいな樹木が密に茂っていて、谷の底には川が流れている。スケールが違う。建物はというと、ホテルというか荘厳な寺院の遺跡。ホテルと一括りにしてしまっていいのか。これは。

プールサイドで部屋が準備できるのを待つ。当然ビール。ビンタンビール。泊まる部屋は「プールヴィラ」という部屋らしい。ちなみに、このホテルでは全宿泊者にバトラーが配される。僕らの担当は「チャチャ」だ。CACAと書いてチャチャと読む。発音が面白いぜ。チャチャチャチャ。

バギーにのって5万の部屋へ。向かう道は急勾配。これはロビーまで歩いていけないぜ。部屋の入り口に着く。門が前からして、鬱蒼と茂ったジャングル。インディージョーンズの世界。その中で暮らすような感覚ですね。イッツワイルド。庭には15×3mくらいのプール、ベランダのウッドデッキにデイベッド。。母屋は木造で、玄関に首飾りのようなトラディショナルなアート。とにかく伝統を感じさせまくる作戦だ。プールサイドには茶室のような別棟がある。椅子とソファがある。書斎的な使い方がいいのかな。

早速水着に着替えてダイヴ。でも、やっぱり水は冷たいよね。うん。ということで、部屋のプールは諦めて、ジャグジーに行ってみることに。SPA施設の一角にジャグジーはある。そのほかにもサウナ(ドライ&スチーム)、マッサージ、瞑想部屋みたいなものもある。とにかく自然と一体化して悟りを開かせようとする作戦だ。

ポカポカのお湯が張られたジャグジーはまるで温泉。マンダパの谷を一望できる。絶景やん。温泉やん。泡が出ることはもちろんだが、さらにでかい蛇口から噴き出す高圧のお湯を肩や首に当てることもできる。圧が強い。ケルヒャーで洗浄される壁の気分を味わえる。おもろいやんけ。

そうこうしているうちに、夕飯の時間に。谷を望むカジュアルダイニング「Sawah Terrace(サワ テラス)」にて、伝統音楽を聴きながら、舞いを見ながらの食事。エレガントだす。インドネシア料理のコースを注文し、堪能。わかったことは、サンバル、つまり薬味ペーストがうまい。ということ。とにかくさまざまな料理にサンバルを合わせて食べるのが楽しいのだ。ビールが進むぜ。伝統楽器の奏は延々続く。大自然を思わせるゆったりとしたリズムの中に、何か神の啓示のようなおや? という音やリズムが入る。心地良し。

舞いの最後に、踊り子の皆さんが花を耳に刺し、おでこに白い何かを塗ってくれた。なんだろうと思ったら、白いのは生米だった。そういえばこのホテルの中央には棚田がある。日本と同じく、米を五穀豊穣の象徴で、幸福の種と考えているんだろう。米ってすごいよね。誕生日おめでとうのチョコレートケーキや、地元の甘味もたらふく。ビカアンボンなるケーキがおいしかったなあ。もちもちして、うすら甘くて。めでたく満腹で就寝。おやすみなさい。

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